ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が
独断と偏見でオススメする今日の一本は、ユニバーサル・ピクチャーズがおくる、スポ根映画「ブルークラッシュ」です。
引用元:公式サイト / ブルークラッシュ
作品紹介
本作は、ハワイで製作された2002年のアメリカ映画です。
ハワイはオアフ島のサーファーの聖地ノースショアを舞台に、サーフィンを愛する少女たちが、恐ろしく巨大な波に挑む姿をエネルギッシュに描く、全米で4000万ドルもの大ヒットを記録したサーフィンのスポ根ものです。
主人公のアンは、3年前のサーフィン大会で巨大な波にのまれケガを負ってから、大きな波に恐怖心を持っていた。 彼女はホテルのハウスキーピングをしながら、自分に打ち勝つため、そして自分の夢のために再び危険な大会に出場することを決める。
この作品は、青い空と美しい海のもと、恋に友情に、そして夢を追いかけるサーファー少女たちの情熱と葛藤を描く青春映画です。
主役は「スーパーマン リターンズ」でヒロインを演じた、ケイト・ボスワース。
共演には、ドラマの「LOST」や「ワイルド・スピード」のレティ役で有名な、ミシェル・ロドリゲス。
この2人、現在では超有名人になってしまいましたが、当時は無名の若手女優としての起用でした。
監督は、俳優として「トップガン」に出演し、脚本家としても才能を開花させマルチに活躍する、ジョン・ストックウェル。 監督作として、個人的に大好きな作品「イントゥ・ザ・ブルー」があります。
また、本作の大ヒットにより、サーファーガールたちの世界観をそのままに、キャストや監督を一新して、2011年に「ブルークラッシュ2」が公開されました。
引用元:YouTube公式 / ブルークラッシュ
見どころ&おすすめ
美しくどこまでも青い海とサーフィンの魅力を、CGを一切使わない迫力のライディングシーンで描きます。 また、大自然の雄大さを存分に描写した臨場感あふれる映像が楽しめるのは、圧巻です。
ノースショアの大波にのるサーファーたちの姿や、特に絶好なパイプラインの波をとらえ、水中から撮影した映像は本当に素晴らしいの一言。
間近でサーファーがダイナミックに波にのるシーンは、スピード感と緊張感で観ているこちらが、思わず手に汗握る感覚を味わえます。
どのようにして撮影しているのだろうと、感心することしきりです。
きっと皆さん、この迫力のライディングシーンの美しさに、圧倒されるはずです。
さらに、有名なプロサーファーたちも特別出演し、華麗なテクニックを披露して、この作品の魅力をより一層引きだたせております。
また、現地の若者の生活風景や、少女たちの水中での特訓など視点の違う場面も見どころのひとつ。
大きな波への恐怖心と戦いながらも果敢に挑む少女。 そこに恋、家族、仕事など、悩んだりくじけそうになりながらも、周囲の友情に支えられながら頑張る姿は、観ているこちら側に共感を訴えかけてきます。
そしてこの作品、比較的単純なストーリー展開なのも、この作品に引き込まれる重要な要素ではないでしょうか。
サーフィン映画では、不朽の名作「ビッグ・ウェンズデー」が有名ですが、この作品も引けを取らないくらいの名作。
これからサーフィンをはじめようと思っている方や、もうすでにサーフィンを楽しまれている方は、ぜひ観ていただき刺激を受けてほしいですね。
サーフィンはしないけど、夏、海が好きな方、スポーツが大好きな方は、男女問わずオススメです。
この映画を観て、どっぷりとハワイの海を堪能してください。
おすすめ度
★★★☆☆ 3点
主要キャスト・スタッフ
アン・マリー (ケイト・ボスワース) |
イーデン (ミシェル・ロドリゲス) |
リーナ (サノー・レイク) |
マット (マシュー・デイヴィス) |
ペニー (ミカ・ブーレム) |
他 |
監 督 | ジョン・ストックウェル |
脚 本 | リジー・ウェイス |
ジョン・ストックウェル | |
製 作 | ブライアン・グレイザー |
カレン・ケーラ | |
製作総指揮 | ルイス・G・フリードマン |
キャシー・ジョーンズ | |
バフィ・シャット | |
他 |
2002年 公開 104分 アメリカ
2003年 公開 104分 日 本
登場人物の紹介
アン・ルイ
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
この映画の主人公で、サーフィンの才能にあふれた少女だった。
しかし、3年前の大会でケガを負っていらい、大きな波にトラウマを抱えている。
そんな彼女は、夢をかなえるため、再び危険な大会に挑む。
イーデン
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
アンの友人で、アンのサーフィンの才能に惚れ込んでいる。
アンが再び大会に挑戦するため、練習を手伝うコーチのような役割をはたす。
寡黙な性格で、サーフィン一筋のサーファー少女。
リーナ
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
アンと一緒に、海辺近くの家で暮らしている、サーフィン仲間。
彼女もアンの練習を手伝う、おおらかで明るい性格の持ち主。
マット
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
NFLフットボールの選手。
休暇でハワイに来ていて、宿泊先のホテルでアンを見て一目惚れしてしまう。
ペニー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
アンの妹。
母親が男とラスベガスで暮らしているため、寂しさを抱えている。
簡単な、あらすじ
引用元:公式サイト / ブルークラッシュ
舞台はハワイのオアフ島、サーファーの聖地ノースショア。
アン・マリーは、親友のイーデンとリーナ、そして妹のペニーの少女4人で毎日サーフィン漬けの毎日を過ごしている。
小さい頃からサーフィンの天才と呼ばれていたアンの夢は、世界一危険な大会と言われているパイプ・ライン・マスターズで優勝すること。 そのため、彼女は日々サーフィンの練習をしていた。
しかしアンは、3年前のサーフィン事故をきっかけに、大きな波に恐怖心をおぼえてから、それがトラウマとなり思い切りのいいライディングができないで悩んでいた。
そんな自分に打ち勝つために、そして夢のために、もう一度大会に挑戦することを決意する。
ある日、アンはバイト先のホテルで出会った、プロフットボーラーのマットと恋に落ち、しだいに彼女はサーフィンから離れ、彼に夢中になっていく。
そんなアンに対して親友の2人は、もう一度自分の夢を思い出させようと、アンをさとすのだった。
親友や恋人の助けを借り、やっと自分の進むべき本分に気づいたアン。
そしてアンは、大会への出場を果たす。
親友、妹、そして恋人のマットが見守る中、ライディングに入る。
プレッシャーと恐怖のせいか、なかなかうまく波に乗れないアン。
焦るアンの前に大波が迫ってくる。
はたして彼女は、うまく波に乗ることができるのか!
そして大会の行方は・・・
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
「ブルークラッシュ」を考察
曲の紹介
「ブルークラッシュ」のサウンドトラックCDは、ロック、ポップ、レゲエなど、ビートのきいた爽快感のある曲が多数収録されております。
レニー・クラヴィッツの「If I Could Fail In Love」のロックの王道から始まり、ベス・オートンの華やかな傑作曲「Daybreaker」、UKロックのダヴズによるR&B風な「Firesuite」など、スポーツのおともに最適な1枚となっております。
1.イフ・アイ・クッド・フォール・イン・ラヴ
2.ロック・スター
3.Party Hard
4.Cruel Summer
5.ビッグ・ラヴ
6.デイブレイカー
7.エブリバディ・ゴッド・ゼア・サムシング
8.フロント・2・バック
9.アンド・ビー・ラヴド
10.ディスティニー
11.ファイヤースイート
ロケ地の紹介
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
この映画「ブルークラッシュ」のロケ地になったのは、ハワイのオアフ島です。
さらには、この映画に出てくるモンスター級の波は、皆さんご存知のワイキキビーチとは反対側に位置するノースショアのエフカイビーチパークにある「バンザイ・パイプライン」というポイントで撮影されました。
ノースショアにあるパイプラインは、チューブ状の波が美しくもパワフルで芸術的にブレイク(波が崩れること)するそうです。
このエリアは、海底にリーフ(岩)があり、波に巻かれて海底のリーフに体や頭をヒットさせれば即死することもあるので、普通のサーファーでは入ることが困難ですね。
ちなみに、ハワイに届く波は、日本付近で波の素が作られているそうですよ。
さらに、この「バンザイ」と言う日本語が使われた理由は、戦争時代の背景が起因するとも言われているそうです。
主人公が働いているホテルは?
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
主人公たちが、ハウスキーピングとして働いているホテルが物語に出てきます。
とても感じが良く、過ごしやすそうなホテルです。
そこで、どこのホテルか調べてみました。
そのホテルの名前は「JWマリオット・イヒラニ・リゾート&スパ」
ホテルの前にはビーチが広がっていて、ハワイを満喫するには最高のロケーションのようです。 過去には、アメリカ元大統領のオバマ氏もAPEC開催で宿泊した、とても由緒あるホテルです。
しかし、2015年にクローズし、世界のトップラグジュアリーブランドのひとつとして再オープンできるよう、大規模なリノベーションを行うとのことです。
今後の動向に目が離せません。
ハワイに行った際には、ぜひ再オープンしたこのホテルに、泊まってみたいものです。
ドラマ化
ハワイを舞台にした、サーフィンあり、恋あり、友情ありの物語で、2002年に大ヒットし、後に「ブルークラッシュ2」が公開されました。
その「ブルークラッシュ」が、アメリカNBC局でドラマ企画が勧められていると、海外のエンターテイメント系記事を配信するDeadlineが報じたそうです。
そして、映画で脚本を手がけたリジー・ウェイスが、ドラマ版の脚本と製作総指揮をつとめ、ユニバーサルTVとイマジンテレビジョンが共同プロデュースするとの情報でした。
しかし未だに、その後の情報が入ってこないってことは、ドラマ化の話は中止となってしまったのでしょうか。 だとすると非常に残念です。
アン・マリーたちは、本当にサーフィンしているの?
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
本作はCGを使ってないとのことですが、そこで疑問が浮かびました。
アンやイーデンたちが、大きな波でライディングしているシーンは、彼女たち自身でサーフィンしているのでしょうか。
アン・マリー役のケイト・ボスワースは、役作りのため1か月ほどサーフィンの猛特訓をして、多少は乗れるようになったそうです。
なので、大波に乗っていたのはスタントマンだそうで、ロシェル・バラードという女性プロサーファーが、務めていました。 迫力のライディングシーンでは、顔を差し替えていたということです。
親友のイーデン役のミシェル・ロドリゲスも、女性プロサーファーが務めていました。
そりゃー2人とも上手いわけですね。
ちなみに、リーナ役のサノー・レイクは、もともとハワイのサーファーだったのでスタントマンを使うことなく自身のサーフィンで、画面に登場しました。
感 想
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
本作は、サーフィン大会で優勝を目指す天才サーファー女子のスポーツ根性ものがメインの物語です。
この作品は、家に居ながらにして、ハワイの美しい海を思いっきり堪能できるところが素晴らしいですね。
彼女たちのはじける笑顔と、輝く健康的な美しさは魅力的です。
でもそれ以上に、自然が美しすぎるからなのか、いくつものブルー色が織りなす海に空、そして波の音がいつまでも余韻として、私の脳裏に残ります。
それと印象に残っているのは、地元サーファーたちの日常が垣間見えるリアルさも、興味深かったですね。
サーフィンをしているシーンが多くありますが、そのどれもが臨場感あふれる映像で、とても興奮しました。
CGを使わず、どうしたらそんなアングルで撮影できるの?と、水中からサーファーの迫力満点のライディングシーンを撮影する技術には感心するばかりです。
波にのまれるシーンでは、こちらにも息苦しさが伝わってくる感じでした。
これなら、きっとサーフィンに興味がない方でも、サーフィンをしているような気分になると思います。 プロサーファーのライディングシーンも多くインサートされていますので、サーフィンの勉強をするにはもってこいでしょうかねー。
一方で、親友のイーデンやリーナ、恋人のマットたちとの友情と成長の物語でもありました。
生活は厳しいけど一生懸命働いて、生き生きとサーフィンをしている彼女たちの姿や、親友2人との友情と妹との姉妹愛には、すごく共感し感動を覚えます。
そして、アンが現実から逃げるように、恋人マットの元に走り、自分を見失い苦しんでいる彼女に対して、マットがかける言葉は、こちらの心に響きました。
一生懸命、何かに頑張っている方がこの作品を観たら、きっと彼女たちから勇気とパワーを与えてくれる、そんな作品です。
しつこいですがこの映画は、海でのシーンは本当に素晴らしく、時代が移り変わっても色あせず大いに楽しめる大切な作品だと思いました。
あ〜〜、ハワイに行きたぁーい!
これ以上語るより、とにかく観ていただきたい、論より証拠です!
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
あらすじ
ー起ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
舞台はハワイのオアフ島、サーファーの聖地ノースショア。
アン・マリーは、親友のイーデンとリーナ、そして妹のペニーの少女4人で朝早くからサーフィンをして毎日を過ごしていた。
小さい頃からサーフィンの天才と呼ばれていたアンの夢は、世界一危険な大会と言われているパイプ・ライン・マスターズで優勝すること。 そのため、彼女は日々サーフィンの練習に励んでいた。
しかしアンは、3年前のサーフィン競技中の事故をきっかけに、大きな波に恐怖心をおぼえてから、それがトラウマとなり思い切りのいいライディングができないで悩んでいた。
地元の男性サーファーたちからは、からかわれ大波に挑戦するよううながされるが、恐怖心から勇気が出ず波に乗れないアンであった。
しかし、アンは自分の夢のため、そして自分に打ち勝つため、パイプ・ライン・マスターズに挑戦する決意をする。
サーフィンの練習を終えるとアンたちは、ペニーをクルマで学校に送っていき、そのあと仕事に向かうのが日常の生活である。 彼女たちは、ホテルでハウスキーピングの仕事をして生計を立てていたが、毎日厳しい生活を送っていた。
ある日、アンは仕事先のホテルに、有名なNFLフットボール選手がVIP待遇で泊まりに来ることを知る。
そして、はしゃぎながら仕事をするアンたちだった。
どこまでも続く、青い空と海。
行ったことがある方は、ぜひもう一度。 まだ行ったことのない方は、ぜひ一度は訪れて欲しい楽園です。
この映画を観て、サーフィンを体感しましょう。
ー承ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
しかしある日、そのNFLフットボール選手たちの部屋を清掃しに行くと、あまりにもモラルのない散らかしように、アンは怒ってしまう。
そして我慢の限界にきたアンは、この選手たちに説教をしに行ってしまう。
それが原因でアンは、ホテルをクビになってしまったのだ。 明日からの生活に支障をきたすことになり、困り果ててしまうアン。
いつものようにサーフィンをしているアンに、NFLフットボール選手のマットが声をかけてきた。 マットはアンに、サーフィンのレッスンを申し込んできたのだ。
レッスン料が自分の予想以上だったことにアンは喜び、その仕事を引き受けることにした。
最初は、子供が乗るような波でレッスンを開始し、少しずつ上達していくマット。
その日のレッスンが終わり、アンはレッスン料の前金を受け取りにホテルへと向かう。 当然ホテルにバレないように裏口から入るアン。
アンとマットは、しだいにお互い惹かれあっていく。
親友のイーデンは、サーフィンの大会が近いこともあり、翌日のレッスンを断るようアンに忠告する。 しかし、イーデンの忠告に耳を傾けることなく、次の日もマットのレッスンを続けるアンであった。
アン夢は、大会で優勝し有名になってスポンサーを獲得して、男に頼ることのない生き方をしたかったのだ。
だがアンは、マットと恋に落ち、彼に夢中になっていってしまう。
地元サーファーたちの生活風景を一部だけれど垣間見られたのが、印象に残りました。
彼女たちは生活に苦しくても、笑顔を忘れずエネルギッシュに日々を生きている姿をみて、若いって素晴らしいなと実感します。
全てに全集中、いや全力なのが、若さの特権でしょうか。
ー転ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
イーデンは、アンがサーフィンの練習にくるのを待っているが、彼女は来なかった。 アンは、しだいにサーフィンから遠ざかってしまう。
イーデンは、誰よりもアンの才能を認めていたがため、そんな彼女の現状を心配し、サーフィンの練習をするよう強く説き伏せるのだった。
イーデンの説得もあり、しぶしぶ練習を再開するアンだったが、なかなか気持ちが入らない。 さらに、イーデンが厳しく指導するので、アンは反抗して2人は言い合いを始めてしまう。
アンの母親は、男と一緒にラスベガスに出て行ってしまったのだ。 そのため、姉のアンが母親の代わりに、妹ペニーの世話をしていた。
アンとイーデンとの口論が激しくなり、イーデンはアンに向かって「今のあなたは、男にこびる母親の姿と一緒だ」とつい言ってしまう。
その一言でアンは、マットのところに行ってしまう。 イーデンは、言い過ぎたと自分を責めるが、それだけアンのことを心配しているからこそ出た言葉なのだ。
一方のアンは、イーデンに言われた言葉を忘れるため、マットとの時間を楽しむのだった。
ただ、しばらくするとNFLのフットボール選手に群がりこびる女性たちを見ていたアンは、何かが違うと感じはじめる。 そして、イーデンに言われた言葉を思い出すのだった。
アンはマットに、明日大会があることを伝える。 だがアンは、なかなか自分の気持ちに整理がつかないでいた。 そして、どうしたら良いかをたずねると、マットは「出会った頃の男に頼らない君に戻ればいい」とアンに伝える。
いよいよ大会当日。
出場を決意したアンは、大会の出場書類に記入しはじめるが、そこには死亡、ケガや後遺症についての注意事項が書かれていた。 そしてアンは、目を通し承諾のサインをする。
サーフィンの練習で、水中を歩くシーンが印象的で、こんな練習の仕方があるんだなーと、感心してしまいました。
夢に恋、そして友情と、色々と葛藤があります。
そして心に残るトラウマは、克服できるのか。
物語は、アンの勇気が試される終盤へと入っていきます。
ー結ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
ここは世界一危険な大会と言われている、パイプ・ライン・マスターズ。
大会には、雑誌に登場する人など有名人が多く出場していた。
しだいに大会の雰囲気にのまれていくアン。
予選が始まり、アンの順番がやってくる。
なかなか波に乗れないアンの一方、対戦相手が先にいい波に乗ってしまう。
しかし、相手はサーフボードと一緒に波に巻かれワイプアウトしてしまった。
そして、重傷を負い医療班に連れていかれてしまい、会場に緊張感がはしる。
そんな中、アンはなんとか波に途中まで乗ることができ、かろうじて得点を出し最初の予選を突破した。 だが、まだアンは波への恐怖と戦っていた。
そこへ、マットがアンの応援に駆けつけ、彼女を励ますのだった。
先程の試合で、アンは体を少し痛めてしまったが、次の試合にも挑戦する。
次の対戦相手は、サーフィンのテクニックが素晴らしく、つぎつぎ波に乗り高得点を出してしまう。 かたやアンは、一度も波に乗れない。
試合の残り時間が近づくとき、相手選手の気持ちのいいアシストのおかげで、アンはやっと波に乗ることができたが、ワイプアウトしてしまった。 体を海底のリーフ(岩)に打ち付けてしまうが、医療班には大丈夫と告げ、試合を続けるアン。
なにか吹っ切れたアンは、無心で波に向かうことができた。
そして、アンの前に大きな波が向かってくると、彼女は見事にチューブライディングを成功させ、最後まで波に乗ることができたのだ。
女性で初めて、チューブを制覇したアン。
残念ながら予選は破れてしまうが、観客やマスコミは、アンを大絶賛する。
岸に戻ったアンは、恋人マットに抱きつき、親友のイーデンとリーナ、そして妹のペニーが駆け寄り、喜びを分かち合う。
そして後日、アンはサーフィン雑誌の表紙を飾るのだった。
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
サーフィンを題材にした、見事な王道のスポ根ものでした。
彼女たちのまぶしい笑顔、そしてどこまでも広がる青空と海が脳裏に焼き付きます。 ハッピーエンドで観終える本作に、しばらく充実した余韻が残りました。
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.